日商簿記検定
[目次]
日商簿記検定とは
会社の収支(収入と支出)の状態を記録・計算・整理する一連の方法を簿記と言います。
いくつかの団体で簿記検定が実施されていますが、日本商工会議所主催の行う簿記検定が日商簿記検定です。
その他、全国経理教育協会が主催する検定試験で経理・会計専門学校の学生向けの全経簿記 、全国商業高等学校協会主催の商業高校の学生向けの全商簿記があります。
日商簿記検定取得による就職先・活躍の場は、営業、経理・ 財務担当を始めとする、管理部門です。
日商簿記検定取得のメリット
企業の経理事務に必要な会計知識に加え、財務諸表を読む力、基礎的な経営管理や分析力が身につきます。
日商簿記検定は、就職、転職時に会社から評価される検定で、 日商簿記検定2級以上があれば、就職・転職に非常に有利と言われています。
日商簿記検定1級合格者、全経簿記検定上級合格者であれば、税理士試験の受験資格が得られます。
税理士試験受験資格の概要
https://www.nta.go.jp/taxes/zeirishi/zeirishishiken/shikaku/shikaku.htm
日商簿記検定の試験内容
日商簿記検定は試験級として、1級、2級、3級、簿記初級、 平成30年度から施行された原価計算初級があります。
内容 | 試験開催 | |
1級 | 商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算 | 年2回 |
2級 | 商業簿記 、工業簿記(原価計算を含む) | 年3回 |
3級 | 商業簿記 | 年3回 |
日商簿記検定の合格率、学習時間
合格率 | 学習時間 | |
1級 | 10% | 700時間 |
2級 | 20% | 250時間 |
3級 | 40% | 100時間 |
上記表ですが、 1級、2級を受験するにあたって全くの初学者であれば、 さらに学習時間が増えます。※簿記初級、原価計算初級は省略しています
商工会議所 簿記
https://www.kentei.ne.jp/bookkeeping
日商簿記検定に合格するには
効率よく学ぶなら資格学校を利用する方が良いでしょう。
初学者であれば、まずは3級の合格を目指し、続けて2級合格を目指す方が多いです。
2級からは、試験科目に工業簿記が加わり、難易度がぐっとあがりますが、2級に合格するとかなり自信がつきます。
2級合格後は、税理士、公認会計士を目指すなら1級へのチャレンジ、または税理士、公認会計士そのものにチャレンジしてみてください。
資格スクールの紹介
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