年金アドバイザー

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年金アドバイザーとは

年金相談に応じるための実践的・専門的知識が問われる民間資格です。
銀行業務検定協会が主催し、主な受験者層は金融機関に勤めている方多いですが、金融機関以外の一般の方も多数受験されています。

年金アドバイザー取得による就職先・活躍の場は、金融機関、一般企業の人事部や総務部、労務部などの管理部門です。

銀行業務検定協会
https://www.kenteishiken.gr.jp/

年金アドバイザー試験、社会保険労務士試験の年金科目との違い

社会保険労務士試験の年金科目は、国民年金、厚生年金保険の法制度としての問題が多く、年金の計算問題はほとんど出題されません。
一方、年金アドバイザー試験は電卓持ち込み可で、計算問題が多く出てきますので、問題の傾向として異なります。

年金アドバイザー取得のメリット

年金の体系的な知識が身に付き、さらに年金額の計算ができるようになります。
高齢化の進展する日本において、今後ますます求められる知識であるため、年金アドバイザーを取得していると高く評価されます。
年金アドバイザーの学習は、社会保険労務士試験の受験の基礎固めになります。
また、社会保険労務士試験、FP合格後に年金計算における実務面の補強のために年金アドバイザーを取得される方もいます。

年金アドバイザーの試験内容

年金アドバイザーは試験級として、2級、3級、4級があります。

2級 記述式 社会保険制度の概要
年金制度の仕組み
年金給付と支給要件
企業年金、個人年金の仕組み
年金請求手続と年金受給者の手続
その他
3級 五答択一 わが国の社会保険制度とその仕組み
年金制度とその仕組み
年金給付の種類と支給要件
企業年金、個人年金の仕組みと要点
請求手続と年金受給者の手続
その他
4級 三答択一 年金の基礎
老齢給付
障害、遺族給付
セールス、その他

年金アドバイザーの合格率、学習時間

  合格率 学習時間
2級 25% 75~100時間
3級 35% 50時間
4級 60%  

年金アドバイザーに合格するには

効率よく学ぶなら資格学校を利用した方が効率が良いです。
2級は難易度が高いため、3級に合格した後に受験した方が良いでしょう。
2級合格後は、社会保険労務士試験に挑戦するのも良いと思います。

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